ドイツと日本の関係史をわかりやすく解説

ドイツと日本の関係史をわかりやすく解説

ドイツと日本の関係史をわかりやすく解説

ヨーロッパ諸国の中では、ドイツと日本の関係史は長いほうで、江戸時代にはすでに、出島のオランダ商館でドイツ人医師が働いていました。

 

そして江戸時代末期の1861年、当時のプロイセン王国と日普修好通商条約が結ばれたことで正式な日独交流が始まり、近代化を志向する日本にとって、ドイツの進んだ工業、法制、軍事、文化は模範的存在になりました。

 

ドイツ帝国との外交

明治維新から間もない1871年には、プロイセン王国を中心とした連邦国家ドイツ帝国が成立しました。岩倉使節団や伊藤博文らが帝国に訪問し、首相ビスマルクやドイツ人学者達から多くの教えを受けています。

 

日本の大学や旧制高校ではドイツ語が重視されるようになり、多くのドイツ人教授が招聘されました。現在日本語に、アルバイトやリュックサックなどドイツ語由来の身近な言葉が多く残っているのは、この時代の名残なのです。

 

第一次世界大戦中の日独関係

第一次世界大戦では日本とドイツは敵対関係になり、数千人のドイツ人が捕虜として日本に連行されました。

 

捕虜の中には、そのまま日本に残って生活する者も多く、彼らは日本にバウムクーヘンやソーセージの製法をもたらしました。またベートーヴェンの「第九」を日本で初演したのも、ドイツ人捕虜でした。

 

第二次世界大戦中の日独関係

ナチス・ドイツのポーランド侵攻が発端となり、第二次世界大戦が勃発します。今度の日本は、ドイツと同盟を組んでいたので、枢軸国側として参戦しました。

 

日本もドイツも、序盤は連合国に対し優位に戦いを進めていましたが、アメリカの参戦を皮切りに、徐々に戦局は連合国側優位に傾いていきました。

 

そしてドイツが1945年5月、日本が同年8月に降伏したことをもって、第二次世界大戦は終結。両国とも、総動員体制で、かつてない戦費と人員を費やした後の敗戦とあって、戦後大きな禍根を残しました。

 

戦後から現在までの日独関係

日本は連合国占領後のドイツとは、国交断絶状態にありましたが、1952年のサンフランシスコ平和条約発効によって国交が再開しました。

 

その後、両国ともアメリカなどの支援もあり、奇跡的な経済復興を遂げ、政治や経済、文化において良きパートナーとなっていきました。1990年に東西ドイツが統一された後も、良好な関係は続き、今や日本にとってドイツは今やヨーロッパ最大の貿易相手国です。

 

2011年には日独交流150周年を迎え、さらに2019年には日欧EPAが発効されました。今後ますます強固な日独関係が期待できるでしょう。

 

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